


『ぼくのしあわせないのち』
著者:かんばやし麻
出版社:みらいパブリッシング
発売日:2023/5/23
32ページ
(出版社より)
ふたりはいつもいっしょ かなしみを乗り越える いのちのきずな
静かな海のそばのちいさな町でくらす
おじいちゃんと黒ねこのぼく。
おじいちゃんは昨日のことをすぐに忘れてしまいます。
家族を事故でなくし、忘れようとおもいつづけて、
記憶のねじがはずれてしまったのです。
「ぼくの たいせつなもの なんでもあげるから
おじいちゃんの かなしいきおくを けしてください」
ぼくは、まいにち空を見上げておねがいしました。
するとある日、真っ赤な空からふくろうが飛んできて、
ねこがみさまからの手紙が届いたのです。
絵本出版賞【最優秀賞】受賞作品
編集者からのコメント
おじいちゃんの悲しい記憶を消すことができるなら、くろは自分の命すらも惜しみませんでした。
「しあわせ」について問いかけるような、感動的な物語です。