『うちのねこ』
著者:高橋和枝
出版社:アリス館
発売日:2021/7/20
32ページ
(出版社より)
ある日、野良猫だったねこがうちに来た。
うちに着いたとたん、ソファの下に隠れて出てこない。
隠れるのをやめたのは、1ヶ月後。こんにちは! ねこ。
その後もねこは、かみついたり、ひっかいたり・・・。
こわがらないで。だいじょうぶだよ。
ゆっくりゆっくり「うちのねこ」になるまでのお話。
<著者のことば>
うちの猫は、もとは野良猫でした。
ひょんなことから人に保護されたのです。
最初はまったく近よることができず
「この猫とは一生なかよくなれないかもしれない」
と心配しましたが、今では猫は、わたしの膝の上にのるのが大好きで、
なでてやると、そのままずっと、うっとりと目をとじてじっとしています。
自分がこんなにも人間となかよく暮らすことができる猫だとは、
うちに来たころには想像もしていなかったことでしょう。
人生(猫生)とは、ふしぎなものです。
高橋和枝
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高橋和枝(たかはし かずえ)
1971年神奈川県生まれ。教育学部の美術科で日本画を学び、文具デザインの仕事を経て、書籍の挿画や絵本創作に携わる。著書に『くまくまちゃん』(ポプラ社)、『りすでんわ』(白泉社)、『くまのこのとしこし』『トコトコバス』(講談社)、『あめのひのくまちゃん』(アリス館)、『あら、そんなの!』(偕成社)など。絵を手がけた本に『あ、あ!』(ねこしおり・文/偕成社)、『月夜とめがね』(小川未明・作/あすなろ書房)などがある。