『きみと暮らせば』
著者:八木沢里志
出版社:徳間書店
発売日:2023/5/12
320ページ
(出版社より)
だから今日も、
うちに帰ろう。
猫の肉球、ポトフ、あいまい弁当。
幸せのにおいがつまった、兄妹物語。
十年前、陽一の母とユカリの父が結婚し、
二人は兄妹になったが、
五年前に両親は他界。
中三のユカリは義母のレシピ帳を参考に料理し、
陽一は仕事で生活費を稼ぎ、
支えあいながらの二人暮らし。
ある日、庭先に猫が現れる。
二人は猫を飼い主らしき人へ
届けに行くのだが――。
のんびり屋の兄と、しっかり者の妹が織りなす、
陽の光差すような、
猫もまどろむほのぼのあったかストーリー。
その一 猫と兄妹
その二 あいまい弁当
その三 空色の傘
その四 夏のきらめき
その五 ポトフにご飯
その六 きみと暮らせば
解 説 藤田香織