『竈稲荷の猫』
著者:佐伯泰英
出版社:光文社
発売日:2023/6/13
312ページ
(版元より)
一冊読み切り作品です!
新しい音を造りたい。粋な文化の息づく町で、
三味線職人を目指す若き才能を描く。
【内容紹介】
日本橋からほど近い竈河岸の裏店で、小夏は三味線職人の父と二人暮らしだ。
父の弟弟子の善次郎は、母のいない小夏を気遣いながら、一張の三味線を造り上げることを夢見て修業に励んでいた。
ふたりは力を合わせ、世にひとつしかない三味線を造り上げようとするが、さまざまな困難が襲う。
才能に溢れる若き男女が、己を信じて夢に向かい進む先に待つものとは。