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私という猫 完全版(直筆サイン入り)

2,640円

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イシデ電さんの直筆サイン入りです! 『私という猫 完全版』 著者:イシデ電 出版社:ことさら出版 発売日:2024/11/1 528ページ (版元より) 2007年から2019年にかけて著者ブログで描かれた『私という猫』。 手塚治虫先生における『火の鳥』のような、著者渾身の畢生の一作です。 本作は、冒頭に引いたように「もしも私(著者)が猫だったなら」というモノローグから始まるものの、「人間の知識で窮地を脱する」的ファンタジー展開は一切ありません。 むしろ、著者の前世が野良猫であったかのような、リアルな野良猫社会が描かれます。 野良猫「私」の生活は、マンガならではのダイナミズムに満ち溢れています。 その理由は、野良猫のリアルがそうであるからなのか。 あるいは、著者がリアルではなく、リアリティを帯びた物語を描いているからなのか。 猫に詳しくないヒトの担当者にはわかりかねますが、このマンガには、人間の心を揺さぶる強い力があります。 そして、その力の立脚点は、冒頭のモノローグにあると考えます。 本作を読まれて、「自分が猫だったら」と考えたとき、主人公「私」の過酷な猫生と、自身の人生を重ね合わせる方もいるかもしれません。 実は「もしも私が猫だったなら」という設定は、内容のために考えられたものではなく(その理由は著者あとがきに書かれています)、実際に物語は人間の「私」と無関係に進んでいきます。 ですが、そんな本作は「もしも私が猫だったらば」と描き始めた時点で、こう終わらせると著者が決めていたかのようなラストを迎えます。 また完結に至る道中には「ただ生きること」の価値や美しさが織り込まれています。 そんなマンガが、人間と猫を重ね合わせた始まりと終わりになっていることで、より読者に訴えかける力を獲得している。そして社会情勢が年々厳しくなる中、結果的には今こそ読まれるべき作品になっている――と考えます。 とはいえ、野良猫「私」の猫生は、ただ辛いだけのものではありません。 かわいい内容を期待して読むと、喜怒哀楽を全身に浴びて火傷するような異形の猫マンガですが、喜も楽もあります。 「私」とその仲間たちの躍動感溢れるアクションや、コミカルな掛け合いも盛りだくさんです。 厳しくも楽しい、悲しくも美しい、唯一無二にして空前絶後の猫生讃歌。ぜひ、ご一読ください。 ※本書の売上の3%は、保護猫活動や地域猫活動を行うNPO法人に寄付されます。

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