
『猫さえいれば、 たいていのことはうまくいく。』
著者:荻原浩、石田祥、清水晴木、標野凪、若竹七海、山本幸久
出版社:ポプラ社
発売日:2025/1/4
288ページ
(版元より)
猫を愛する作家陣がすべての猫好きに贈る、猫尽くしのアンソロジー!
荻原浩「猫は長靴を履かない」
叔父さんから遺産として譲り受けた猫のわびすけ。
わびすけが僕の生活にもたらしたものとは――。
石田祥「ツレ猫婚」
35歳にしてお見合いをすることになった七緒。
やってきた男性は、究極の猫好きで――。
標野凪「猫のヒゲ」
娘に頼まれ、自分と同じ年ごろの老猫を迎え入れることになった葛。
シマ子と名付けた猫との生活で、思わぬことに気づかされて――。
清水晴木「いちたすいち」
人づきあいが苦手で不眠症気味の成美が、
コインランドリーで出会った野良の黒猫。
ひとりと一匹の距離はすこしずつ縮まり――。
山本幸久「猫の会社」
御後安全靴株式会社創業55周年記念の社史をつくることになった守。
ここには歴代猫社員が在籍しており、会社の危機を救っていて――。
若竹七海「神様のウインク」
世間から取り残された昭和の遺物・上ヶ丘団地。
その四十二号棟には猫がたむろし、ジゴク棟と呼ばれていた――。