『『100万回生きたねこ』のナゾを解く ――とらねこはなぜ100万と1回目で死んだのか?』
著者:宮崎 哲弥
出版社:筑摩書房
発売日:2026/2/12
152ページ
(版元より)
世界中で読まれ、感動を呼び起こしてきた、佐野洋子さんの大ロングセラー絵本。
この名作にひそむ深いナゾを解き、生きること、愛すること、死ぬことを深く見つめなおす。
・主人公の「とらねこ」はなぜ延々と生まれ変わり、死に変わってきたのか?
・100万と1回目の死ではなぜ、二度と生まれ変わらなかったのか?
・こうして「真の死」を迎えたとき、私たちはなぜ、ハッピーエンドと感じてしまうのか?
NHK「100分de名著」、『100万回生きたねこ』講師が贈る、いまだかつてない解読本にして感動の書!
【目次】
第 1 章 とらねこは輪廻する猫である。
大ロングセラー絵本の「わかりにくさ」/「とらねこ」、二つの大きな転機/「100万回生きたねこ」は「100万回死んだねこ」 etc.
第 2 章 とらねこは生きているのが嫌いだった。
「死ぬのなんか平気」/飼い主たちに溺愛されても常に不機嫌/「真の愛」に目覚めることは本当に幸いだったのか etc.
第 3 章 とらねこは人間関係がウザかった。
誰か「の」猫/最もはかなく、虚しく、切ない「とらねの」の死/生の苦しみと死の苦しみのジレンマ etc.
第 4 章 とらねこは自分自身の主(ぬし)になった。
登場する飼い主はなぜ6人なのか?/「お金」や「地位」を求めるのはヒトの本性か?/「私が死ぬ限り、幸福はない」で終わらない問い etc.
第 5 章 とらねこは最強の、最も純粋な生存欲を覚えた。
何のために生まれ、どこへ行くのか?/100万と1回目の猫生で、はじめて得た「自己所有」感/とらねこが経験した「愛の逆説」 etc.
第 6 章 とらねこは悲嘆のすえにすべての苦から解放された。
「大好き」な自分以上に大切な存在/昼となく夜となく泣き続け、そして…/「とらねこ」はなぜ「真の死」を死んだのか?/根源から心を揺さぶる名作、その理由(わけ)etc.